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猫の種類別
価格帯別
- 1,000円以下
- 1,001円-3,000円
- 3,001円-5,000円
- 5,001円-8,000円
- 8,001円-10,000円
- 10,001円-30,000円
- 30,001円-50,000円
- 50,001円以上
年代別
- 2024年
- 11月
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ティム店長の猫リンパ腫との戦い~猫リンパ腫プロトコール編~
細胞検査
セカンドオピニオンと免疫療法のことを夫にも話し、まずは細胞の検査をしてもらうことにしました。先の病院にクローナリティ検査をお願いしたところ、検査することはできるが、採取した細胞の状態がよくないので、もしかしたらわからないかもしれない、わからなくても費用(3万5千円ほど)はかかってしまうということを言われました。
それでもいいと、お願いし、依頼した結果・・・
結局、罹患している細胞の種類までは判別不能ということでした。判別するためには、再度、細胞を採取しないといけないのですが、腫瘍ができているのが胃の上部で、その細胞を採取するには、口から細い管をいれてから、小さいハサミを胃の近くまで入れて細胞を取らなればならず、猫の内臓に傷をつけてしまうリスクがあるほど、かなり難しい作業なのだそうです。取れたとしても、綺麗な状態で取れる保証はなく、検査してもまたわからないかもしれないそうです。猫の体の負担も大きいと言われ、細胞検査は断念しました。
猫リンパ腫プロトコールの治療開始
細胞の種類がわからないまま、免疫療法を採択することはできず、そうこうしているうちに病気が進行してしまうのも怖いので、夫と相談して猫リンパ腫プロトコールを始めることにしました。
始めてみて、効果がなかったり、体調が悪くなったりしたら中断することを念頭に入れて、様子をみながら、先生と相談しつつ、治療していくことになりました。
治療の流れ
病院やプロトコールの種類などによって異なるかもしれませんが、ティムの治療の流れについてお話します。
ティムが受けた治療は、日本小動物がんセンターの猫リンパ腫プロトコールというものです。
通院日の朝は何も食べられません。
いつも早朝には「ごはんクレクレ」攻撃をしてくるので、大変です。なんせ、リンパ腫に罹患しているとはいえ、症状は全くなく、食欲もいつも通り旺盛のままなので(^^;)ハナちゃんの食べ残しを食べてしまわないようにも気を付けていました。
いつもは心を鬼にして、ご飯を与えないようにしていたのですが、ある日、あまりにもクレクレニャアニャアねだってくるので、ほだされて根負けし、少しだけ、ご飯をあげてしまったことがありました。でも、食べ物を食べてしまうと、施術中に、嘔吐しそうになっても、鎮痛剤を使っているために、吐き出すことができず、詰まって窒息してしまうリスクがあるので、必ず何も食べさせないでください、と先生に念を押されました。そう聞いて冷や汗です。気を付けないといけないですね。あぶない、あぶない (><)
さて、朝ご飯抜きで、午前中に病院に連れて行き、病院にそのまま預けます。
預けた後のことは、実際には立ち会っていないので聞いた説明内容になりますが、血液検査をして、数値に異常がなければ、抗がん剤の投与となります。
また、エコーで胃の上の腫瘍の状態や、腎臓などの臓器に異常がないか検査します。
抗がん剤投与は鎮静剤を打って寝かせている間に行うのですが、家の近所にあるこのかかりつけの病院の先生は、診察に時間をかけてきちんと見てくれる方で、とても人気があり、いつも混んでいます。そのため、午前と午後の診療の間の時間(休憩時間?)にティムの抗がん剤投与をしてくれていました。
投与が無事に終わると病院から電話があり、鎮静剤が切れる時間を見計らってお迎えの時間を教えてもらい、迎えに行きます。お迎えは、夕方から夜の時間になるので、ほぼ1日がかりです。日帰り入院みたいな感じですね。これをはじめの約半年は、2週間おき、半年以降は、3週間おきに行っていました。病院が近かったので、まだよかったですが、遠方の病院だとかなり大変では・・と思います。
帰宅後
「頑張ったね」と、ほめてあげながら、まず、おいしいご飯を上げます。お腹ペコペコ状態なので、もりもり食べます(笑)お薬が出た時は飲ませないといけないのですが、ティムはお薬も苦手で、飲ませるのが一苦労です。よく利尿剤が処方されたんですが、こまかーく砕いてご飯に混ぜて食べさせていました。抗がん剤投与後は、なるべく早めに尿として排出させることも必要なようでした。また、その日の晩から朝にかけての尿には、直接触らないようにとも言われました。人に害が及ぶことはまずないそうですが、 強い抗がん剤もあるので、念のため、ビニール手袋などをしてトイレを片付けるようにしてくださいとも言われました。
ティムも、しばらくは鎮痛剤が残っているようで、帰宅後も瞳孔が開いていて真っ黒目で、ぼーっとしている時間が多かったです。先生いわく、あまり目が見えてないらしいです。いつも、翌日には、通常通りになっているので、それほど心配することはなかったのですが、ぼーっとした感じは、それはそれで、とても愛おしかったです。